2022年 × 夜長月
思うことがあって久しぶりに開いたけど
思うように言葉が出てこないのは誰かの言葉だからだろうか。
日常と非日常。
心躍るのは非日常だから。
それが日常になれば、いつもの日々の繰り返し。
それでもきっと、長い年月で見れば、全ての時間が非日常。
2022年の秋は今年しかやってこない。
同じ空気を吸い、同じ景色の中で、同じ感情を抱くことはきっとないだろう。
懐かしいと思うことはあっても。
そしてきっと明日からは、
今日までの日常から「非日常」に変わり、やがて少し経てばそれも日常。
あぁ、振り返れば、全ての時間が、愛おしい。
そんな当たり前のことを、
わざわざここで言葉にするのは馬鹿らしいけど、
人生 全てのことに対して初体験のように思えれば。
風が過ぎ、木から葉が一枚ひらりと落ちる。
そんな一瞬にも幸福を感じた。
遠い学生の頃、思ったことをまたここにわざわざ言葉にするなんてな。
歳をとると、何度も繰り返して同じことを言うようになるとはこのことか。
10日間の非日常は終了。明日からはまた「日常」
過去の自分に胸を張れる今日を、今日の自分に胸を張れる明日を。
そんな毎日が過ごせたら。