秋の紅葉。

子供が大きくなるにつれて、
遠出もできるようになりました。
過ぎ去った時間はいつも速く感じて、
最近は今をも速く感じるようになってきました。
過ぎた時間を嗜むことは、嫌いじゃないかな。

そういえば最近、戦後?
間もない頃の作家の三木清さんの特集をテレビでやっていて、その人の書いた一文が心に残りました。
「人生においては何事も偶然である。しかしまた人生においては何事も必然である。このやうな人生を我々は運命と稱してゐる。もし一切が必然であるなら運命といふものは考へられないであらう。だがもし一切が偶然であるなら運命といふものはまた考へられないであらう。偶然のものが必然の、必然のものが偶然の意味をもつてゐる故に、人生は運命なのである。
希望は運命の如きものである。それはいはば運命といふものの符號を逆にしたものである。もし一切が必然であるなら希望といふものはあり得ないであらう。しかし一切が偶然であるなら希望といふものはまたあり得ないであらう。
人生は運命であるやうに、人生は希望である。運命的な存在である人間にとつて生きてゐることは希望を持つてゐることである。」
ただの言葉遊びのように感じますが、
この人が辿った人生を知れば、
簡単に納得できる内容だったことにスッキリしました。